ビブラム XS-GRIP2 | スポルティバ、スカルパなどヨーロッパ圏のシューズに採用されているソールです。 柔らかいソールですが、ゴム表面の変形が最小限の為しっかり踏み込めます。 フリクションは若干弱め。 表面硬度:72 |
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ビブラム XS-EDGE | スポルティバ、スカルパなどヨーロッパ圏のシューズに採用されているソールです。 硬いソールの為、ゴム表面の変形が少なく、しっかりした踏み感です。 とにかく硬いソールです。 表面硬度:80 |
浅草クライミング 摩擦 | 浅草クライミングシューズのオリジナルソールです。 柔らかめソールでゴム表面は変形しやすく、踏み込みが甘くても滑りにくい。 表面硬度:70 |
マルニ工業 SANOA | パンク修理キットでお馴染みのマルニ工業社オリジナルソールです。 摩耗は早めですが、ハイグリップな特性です。 薄くなっても安定したフリクションを感じとれる奇跡のラバー。 足指の感覚は絶大!ノーシャンクよりもシャンクがある剛性の高いシューズで性能を100%近く引き出せます。 表面硬度:67 |
ゴムは柔らかいほど滑りにくくなります。
それはなぜか?
それは潰れるからです。
ゴムは元に戻る力を持っていますので、潰すと反力を生じます。
押す力と戻る力のバランスが滑りにくさと考えられます。
滑りにくさは瞬発力かもしれません。
ゴム成分により造られた摩擦抵抗の良し悪しもありますが、滑りにくさを増す為には潰せるか否かが一番の問題になってきます。
※成分→発熱しやすさ→ベタベタ
潰すということは、潰れ量も関係してきますし、体重や足の力によっても潰し易さは変わります。
ソールラバーが硬いならば硬いなりの使い方があります。
思いきって踏み込めますが、ネガとして足裏の感覚を得られるか否か?
仮に足裏感覚がない状態とすると、踏み切る動作への慣れが必要です。
柔らかいとしっかり踏んでいる感覚を得られますが、ゴムが潰れることでヨレが生じ動作が遅れます。
指への負担(痛み)というネガもあります。
どちらの場合でも、踏み切る瞬間の力加減を考えなければなりません。
当然、踏む対象物の硬さも考慮しなければなりません。
オススメのラバーは摩擦ラバー!と元気よく応えますが、それは潰れやすさ、減る早さ、滑りにくさの成分の3つが真ん中にあるからです。
カスタムをご検討の方へサンプルゴムを見て触っていただきたいのは、以上のことを考えていただきたいからなのです。
よろしくお願い致します。